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家二郎 レシピ (豚骨スープ、麺)

シンガポールには二郎インスパイアがたった1軒しかなく、量も正直、豪快とは程遠い。(「食べ終わって元気に走れる二郎は、二郎じゃない」──猛林)

そこで、ネットの情報を参考にしつつ、自己流でアレンジしたスパイスと麺を作ってみたところ、思った以上にいい感じだったので、レシピをシェアしようと思います。


家二郎ラーメン
かん水麵

改良版 二郎系ラーメン スープ (700ml)

主な材料(基本スープ)

  • ゲンコツ(豚の大腿骨):1本(約600g)
  • 背脂:150g
  • 豚皮:50g (モミジ2本でも可)
  • 豚肉ブロック(バラ/肩ロース/ウデ肉など):400g
     

香味野菜(臭み消し用)

  • ニンニク:2片(約10g、潰す)
  • 長ネギ(青い部分):1/2本(約30g)
  • ショウガ:2枚(約10g)
     

香味野菜(甘味を足す用)

  • キャベツの芯:1/3個分(約80g)
  • 玉ねぎ:1/3個(約50g)
  • にんじん:1/4本(約30g)
  • トマト:1/2個(約60g)
     

香辛料(風味強化用)

  • 白胡椒(粒):5〜8粒(約1g)
  • 八角:1個(約2g)
  • シナモン:小指の先ほどの大きさ(約3g)
  • 干し椎茸:2〜3個(約10g、戻し汁ごと使用)
  • 花椒:5〜8粒(約0.5g)
  • 干し貝柱(または瑶柱):3〜4個(約10g)
  • 昆布:1枚(5cm × 5cm、約5g)
  • クローブ:1〜2個(約0.5g)
  • ローリエ:1枚(約0.5g)
  • 草果(種を取り除いた殻のみ):1/2個(約2g)
  • 陳皮:小片1枚(約3g)
     

調味ダレ(カエシ)

  • 薄口醤油:100ml(約120g)
  • 濃口醤油:80ml(約96g)
  • みりん風調味料:50ml(約60g)
  • 味の素(うま味調味料):小さじ1(約3g)  

作り方

1. 骨と肉の下処理(臭み取り)

  1. 豚の骨は大きめに砕き(旨味を出しやすくするため)、豚肉は適当な(鍋に入れる)大きさに切る。
  2. 骨、皮、肉、背脂を鍋に入れ、冷水から強火で加熱し、アクと血を取り除く。
  3. 一度取り出し、ぬるま湯で表面の汚れを洗い流しておく。

2. スープを煮出す

  1. 新たに水を約1.5L加える(最終的に700mlまで煮詰める)。
  2. 下処理した骨・肉・背脂を入れる。
  3. 臭み消し&甘味の香味野菜、すべての香辛料を加える(草果は種を除き、殻のみ使用)。
  4. 強火で沸騰させたら、弱火にしてコトコト煮る(約3〜4時間)。
  5. アクを丁寧に取り、スープを濁らせないように注意。
  6. 白濁し、旨味が出てスープが約700mlまで煮詰まったら火を止める。
  7. 最後の30分間、ブレンダーなどで撹拌すると乳化が進み、より濃厚に。

3. 調味ダレ(カエシ)を作る

  1. 小鍋に醤油類、みりん風調味料を入れ、軽く泡立つ程度に加熱(沸騰させない)。
  2. 味の素を加えてよく混ぜ、火を止めて冷ます。

4. ラーメンを仕上げる

  1. 丼にカエシを適量(約スープの1/3、好みで調整)入れる。
  2. スープをこして注ぎ、カエシとよく混ぜる。
  3. 茹でた麺、チャーシュー、もやし、粗切りネギなどを盛り付けて完成!

仕上がりの特徴

  • 草果:コクと香りを加えつつ、臭み消し。まろやかに仕上げる。
  • 陳皮:ほんのりフルーティな香りで、重くなりがちなスープを引き締める。
  • スープに深みと香ばしさがあり、二郎系らしさを保ちつつ、飲みやすさもアップ!

かん水麺 (700g)

主な材料

  • 強力粉:500g
  • ベーキングソーダ(炭酸水素ナトリウム):10g
  • :200g

作り方

  1. ボウルに水(200g)を入れ、ベーキングソーダ(10g)をしっかり溶かす。
  2. 強力粉(500g)を用意し、溶かしたベーキングソーダ水を少しずつ加えながら混ぜていく。
  3. 粉が全体的に水分を吸い、そぼろ状になったら、手でひとまとめにしてこね始める。
  4. 表面がなめらかになったら、ラップに包むか袋に入れて、室温で数時間寝かせる(最低でも2〜3時間、可能なら一晩)。
  5. 寝かせた生地を取り出し、麺棒または製麺機でお好みの厚さにのばし、切って麺を作る。
  6. 切った麺に打ち粉をし、軽くほぐしておく。

ポイント

  • ベーキングソーダ:中華麺特有のコシと香りを生み出す“かん水”の代用。熟成によって風味と弾力が増します。
  • 寝かせ工程:グルテンを落ち着かせ、よりしなやかな食感に。
  • 根性よく打つこと。麺の厚さと幅は二郎系に合わせて、やや太め・ワイルドな仕上がりがベストだが、太すぎないように注意しないといけない(一回目に打った麺は通常の2倍の太さでした。ちょっと失敗。写真は二回目)

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